ポケグレにヌカ・グレネード。

ノゾミガタタレター

『終わコン』と話題になった時点でそれはある意味『まだ終わってない』コンテンツ。


まぁ当たり前だけど、そもそも物理的に『終わらないコンテンツ』なんてものはこの世に存在しない訳です。

  • アニメであれば最短で1クール、約3ヶ月でストーリーが終了すれば基本的にそこで終わり。
  • ゲームであれば大半の人がメインシナリオをクリアした時点で終わり。クリアが存在しないゲームであれば、プレイヤーが飽きたら終わり。


その他のコンテンツも、基本的にメインストーリー・リリースが終わった時点でそのまま終結を迎えます。


その他にも非常に個人的な一例として。


数年前ラグナロクオンラインをプレイしていましたが。当時仕事が忙しい時期があって、しばらくログインしていなかったら月額課金用のガンホーIDもパスワードも両方とも忘却。20Mくらい資金を持ったキャラクターを起動することが出来なくなりました。
まぁいいや、もうプレイしないし・・・と思ったその時。俺の中のラグナロクオンラインは『終わコン』になりました。


パッチやバージョンアップを続けることで『終わらないコンテンツ』の一面もあるMMORPGであっても、ちょっとしたことで自分の中では終わってしまう場合もある訳で。そういったものまで含めていくと、数限りなくそんなコンテンツは存在するんですよね。

新たな展開が生まれるコンテンツは極一握り。


続編やOVA展開、劇場版やスピンオフなど、新たな展開が生まれるものなんて極一握りの優良コンテンツのみで。大半の作品はそういった展開がある訳もなく、そのまま人々の記憶から消え去っていく事になる訳です。
そもそもいくら優良なコンテンツであっても、続編が制作されることもなくそのまま終了となる場合も多い訳ですしね。


そしてそんな新たな展開がなくても、記憶から消え去ることなく残り続けるもの。それは既に『定番』と化したもの。手塚治虫作品とかビートルズとか、そういった極一握りの中の更に一握りのものだけが、そういったものになり得る訳ですがそんなコンテンツ、1年にひとつ生まれれば良い方ですよね。

あなたの中でさえ終わってなければ、誰がなんと言おうとそれは『終わコン』ではない。


定番、とまで昇華されれば最早『終わコン』と呼ばれることはないでしょうが。大多数のヒットコンテンツはそう呼ばれてしまう可能性が高いのです。何故なら、それだけ強烈な印象を与えたことのあるコンテンツだから。


だからこそ、しばらく経ってブームが完全に沈静化した頃に『終わコン』と呼称する人が現れる訳で。そのコンテンツに多大な思い入れのある人以外の、そのブームに乗っかっていた人々にとっては一区切り付いてしまったものだからこそ言えるワード。それが『終わコン』なんじゃないかな、と。
そもそもまだみんなの中で、その作品に対する記憶がある時点で終わってないとも言えますが。


逆に言えば、周りでどれだけ終わコン終わコン言われようとも。それに対して思い入れを持っていれば、例え誰がなんと言おうとあなたの中では『終わってないコンテンツ』なんじゃないかなと。
勿論、その熱量を保ち続けるのはなかなか困難な事ではあると思います。なにせもう新たなコンテンツ、という燃料が存在しない状態で自分の中のエンジンを回し続けなければいけないのだから。


思い入れがあればどんなコンテンツであっても、あなたの中では終わらないはずなのです。

『終わコン』とすら呼称されないもの。それが真の『終わってしまったコンテンツ』。


『終わコン』ともなんとも呼ばれもせず、「そんなものもあったな・・・」とも思われずに人々の記憶から消えていくもの。それこそが本当の意味での『終わってしまったコンテンツ』なんじゃないかな、と思います。俺、未だにバスカッシュ!好きなんだけどな・・・もう誰も話題どころか単語すら口に出さないよな・・・。他にもケメコデラックスとかあったよな・・・。これも単語すら聞かないよな・・・。


。・゚・(ノД`)・゚・。バスカーッシュッ!

まぁ一番たちの悪い、『終わらないコンテンツ』は。


完結していないのに、続刊がいつまで経ってもリリースされないコンテンツなんだけどな・・・。田中芳樹先生・・・俺はいつまで創竜伝の続きを待てばいいんですか・・・。もう・・・10年以上待ってるような気がするんですが・・・。もう前巻の内容どころか、大筋のストーリーすらうろ覚えだよ・・・。


あ、ハルヒは読んでないので・・・(ぉ。