ケータイ小説はどうしてDVと性がセットになってるものばかりヒットするのか。&ケータイ小説はどうして主人公がバカみたいなの?読者層が主人公と同じレベルってこと?
とりあえず二つまとめて。
【連載】ケータイネット世代のきもち (2) 著者と読者の距離感がカギ? ケータイ小説がウケる理由 - 前編 | ネット | マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/series/mobilecom/002/
分かりやすく書いてるのはここら辺かなぁ。作者と読者が同年代だ、というのがひとつのキーワードではないでしょうか。
ケータイ小説の作者はケータイ小説の読者である、とはよく言われますね。そしてケータイ小説以外の小説をそれ程読んだりはしない、とも。あれは・・・あずまん*1が言ってたのかなー?ケータイ小説の読者の半数が、ケータイ小説の作者になってるっていうのは。
ねとすた☆あねっくす - 12月号大反省会 その5
http://www.nhk-ep.co.jp/netstar/mov_hansei12-sono5.html
これか。毎回放送分とは違って重く、そして俺には毎回面白い反省会。
読者層と主人公が同じレベル、というよりは。読者層と作者層が同じ世代であり、そのコミュニティの中で分かりやすい話、となると必然的に主人公も同じ世代になる、と。読者層=作者層=主人公(のステレオタイプ)、というような構図になっていると思います。他の小説で読者層と作者層が同じ世代、というのはなかなかない。いや、あるけど世代が違う場合が往々にして多い。え?田中芳樹ってこんなおっさんだったの!?って思った事ありませんか?(失礼すぎる。いや、遅筆以外については大ファンだけどw
主人公に対する読者層の『近さ』と、同年代という空間。そしてそこから生まれるある種の『狭いコミュニティ』。そこに共感を覚えて、作品がヒットする。そしてヒットした作品を、そのコミュニティの外にいる人々が知る。
そういった構図になっているこそ、そのコミュニティの外の人でしかない俺とか女王みたいな人々にとっては、それこそバカみたいにみえたりしちゃうんじゃないでしょうか。
もし同じ年代で、ケータイ中心に動いていたら・・・共感するのかも知れないですね。
俺もあたし彼女とか読んでみたりはしたけど。面白い・・・かどうかは別として、共感は・・・出来なかったなぁ。
で。そのコミュニティの中で、主人公に共感を得られるもの。それがヒットしている、と。
多分それは日常に起こってもおかしくないことであったり、もしかしたら友達の誰かに起こったことであったり、極論として自分に起こったことであったり。そういったものが一番共感が得やすい、はず。80〜90年代の昼メロっぽい感じもありますが。
あくまで日常の一環であり、もしくはそこから少し逸脱したもの。それが性であり、DVであり、そういったものに収束していくのではないでしょうか。そしてそれがヒットして、それを外側の人が見る・・・というような。
少なくとも、俺が好きなタイプの『いつも通り学校に行ったその日から、全てが変わった・・・』みたいなSFでは共感はないだろうし、同じく俺が好きな(ぇ)ギャルゲーみたいな所謂王道ハーレム型ノベルでも共感はないだろうしね。そういった、読者層自体が違うからこそ・・・という部分が大きいんじゃないかな、と。
まぁ、その他にも。読む為のデバイスの問題もあるだろうし、他の要因も当然あるだろうし。全てが全て共感を求めるタイプの作品ばかりではないかもしれないけどね。多分それがヒットしていても、『ケータイ小説』という枠で取り上げられていないだけかも知れないし。そこら辺は・・・ケータイ小説を取り上げる、マスコミの取捨選択もあるかも知れませんね。
外側の人々にとって、ケータイ小説の情報を得る手段なんていうのは、マスコミ・それをヒットさせようとする出版社の宣伝以外にはあり得ないし、内側の人々は狭いコミュニティの中の人々であるから、外側に向かって発信しようともしないでしょうしね。
・・・狭いコミュニティで外側に発信しようとしないのは、まぁアニオタでもゲーオタで同じかなwまぁ両者とも、インターネットという空間を使って発信はしているんだけど。わざわざ一般層に認知・許容してもらおう・・・という形では発信してないしね。いわばコミュニティの大小、の問題になってしまうのかな。
・・・・・・長すぎたw
関連?
ザ☆ネットスター! ねとすた動画 - あずまんケータイ小説を語るその1
http://www.nhk.or.jp/netstar/mov_cast_azuma02.html
ザ☆ネットスター! ねとすた動画 - あずまんケータイ小説を語るその2
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Hang Reviewers High / ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
http://someru.blog74.fc2.com/blog-entry-140.html