レスラーが跳べなくなってくると、年齢なんだろうな・・・と感じる。

俺がプロレスを見始めたのは全日本プロレス四天王＋１、所謂五強時代。
三冠ヘビー級王座選手権試合で、三沢VS小橋の試合を見た辺りからプロレスを見始めた訳で。

で、その時から今の今までファンなのは三沢光晴選手。
様々な跳び技・試合によっては危険な角度で繰り出す投げ技・相手が繰り出す技を受ける技術、そしてファンになった一番の要因は、彼独特の返し技。

• バックドロップをバク宙で返したりとかパワーボムをウラカンラナで返したりするのはもちろん。
• ジャーマンスープレックスでなげっぱなされた！と思ったら一回転して着地したりとか。
• パワーボムをウラカンラナで返す→返しの途中で止められる→三冠ボムを喰らう！また！と思ったところで再度ウラカンラナを使って丸め込む、二段式ウラカンラナで川田を丸め込んだりとか。
• 受け身が取りづらい投げ技、エクスプロイダーを側宙でかわしたりとか。

ここら辺の試合なんか、今見てもびっくりしますね。

そういった三沢独自のムーブに惹かれて、ファンになったんですよね。一発の技が好きな選手は他にも沢山いるんですが*1、そういった独特な一連のムーブが好きなのは三沢と武藤だけなんですよ。

で、今のNOAHの試合を見ていると。フライングラリアット・ドロップキック・フロッグスプラッシュ、そして様々な返し技・投げ技を使わなくなった三沢しかり、エクスプロイダーも使わなくなり、ジャンピングニーというよりもランニングニーとして使っている秋山しかり、小橋・・・は正直体調の問題がありすぎるので置いておきますが。
見てて昔とあんまり変わらない、とNOAHで思うのは田上くらいかなｗ正直新技新たに突っ込める旧四天王は田上くらい。レスラーが跳べなくなってくると、さすがにきつい年齢になってきたんだろうなぁ・・・と思うんですよね。

それがいいとか悪いとかはないんだけど。やはり、そういったムーブからファンになった俺からすると、ちょっと寂しいものを感じてしまうんですよね。
勿論、跳べ！レスラーだろ！とかは一切思わないんです。100kg超の体重で跳ぶ、それだけでも負担かかるのは見てても分かるし、飛び続けた結果、膝ががたがたになってしまった武藤のようなレスラーもいますしね。

出来れば飛んで欲しい、けど無理はしないで欲しいな・・・っていうのが正直なところ。昔の試合を見ていると、どうしても・・・飛んでる姿を見たくなっちゃうんだけどね・・・。

まぁ本当は。もっとマッチメイクにストーリー性を持たせる立場に力を入れて欲しい・・・と思わざるを得ないここ数年のNOAHの試合ではあるんですが。
誰をどうしたいのか、誰をプッシュしたいのかいまいち分からないなぁ・・・マッチメイキングがもっと上手ければなぁ・・・と思いつつ。やはりメイン近辺で試合をする三沢が見たい。そんな葛藤があるファンだったりするのでした。

*1:えぐい角度で顔面にたたき込む川田のジャンピングハイキックとか、スティーブ・ウィリアムスの殺人バックドロップとか、スコット・ホールのアウトサイダースエッジとか